厳しい寒さが続くと、温かいところから動きたくないのは、猫ちゃん達も同じです。こたつや暖房の側でじっとしていることが増え、夏に比べて活動性が下がります。特に高齢の猫ちゃんは関節炎などにより 余計に活動性が下がります。
そんな時に気をつけていただきたいのは、 おしっこのトラブルです。活動性が減ると飲水量も減り、水分が少ないと、おしっこが濃くなり膀胱炎や、尿石症による下部尿路 疾患のリスクが増えるため、この季節は注意が必要です。放置すると尿道や尿管などの尿路に石が詰まってしまい腎臓に負担がかかり、重症例では命に関わります。
特に何度もトイレに通う、トイレにいる時間が長い、隠部を気にして舐めるなどの様子が見られた場合受診をお勧めいたします。
元気そうに見えてもやはりこまめな検査、早期発見、早期治療が何よりも重要になってきます。健康診断も、そのこに合わせて気になる部分を重点的に行うものにアレンジ可能ですので気になることがあればなんでもご相談ください。
大平