当院では心臓病に力を入れています。

心臓病の子で注意すべき点の一つは心不全が進行または急激に悪化することで

呼吸困難に陥り、最悪の場合命を落としてしまうことです。

わんちゃんの心不全に多いですがこれを心原性肺水腫と言います。

避けなければいけない事態ですが、起きる時はどうしても起きてしまいます。

しかし肺水腫を起こしてから病院で治療を受けるまでの時間が短ければ短いほど

救命率が上昇することも分かっています。

(言い換えると、夜発症し病院が翌朝開院するまで待っていた場合の救命率はぐんと下がってしまいます)

学校を卒業してからずっと心臓病と関わって来たため、この心原性肺水腫を起こし呼吸困難で亡くなってしまう動物たちが少しでも減って欲しいと強く思い最新の知見の吸収や技術の研鑽を行ってきました。

少しでも肺水腫で亡くなってしまう子がいなくなるように、夜間診てくれる病院があるということで少しでも飼い主様の不安がなくなるようになればと考え夜間救急診療を開始しました。

その他の救急疾患にも対応しておりますので、『迷ったらすぐ連絡』をお願いいたします。

大平