『春の予防シーズン』

長い長い冬が終わりつつありますね!

3/2より令和4年度分の狂犬病予防接種が開始しています。

自治体からのハガキが届き次第接種のご協力、お願いいたします。

さて、暖かくなってくるとわんちゃん、ねこちゃん予防をしなければいけない

ことが増えてきます。ごちゃごちゃになっている方が多い印象ですのでまとめておきます。

狂犬病→わんちゃんのみ、年一回注射、自治体からのハガキ持参で病院or集合注射で接種

フィラリア症→蚊が媒介する寄生虫でかかると心不全や呼吸不全で亡くなってしまう感染症です。月に一回の投薬で12月まで予防していきます。外に出る機会が多いわんちゃんの方が感染は多いですが猫ちゃんも感染します。一般的に自然が多いと発生率も上昇するので鳥取は要注意です。

混合ワクチン→年に1回の予防接種です。こちらは法的な決まりはないのでオーナー様の自己判断になりますが、感染するとすぐに亡くなってしまう感染症や人にもうつってしまう感染症もありますので可能な限り接種してあげた方がいいものになります。

ノミ・ダニ予防→ノミ・マダニがわんちゃん、ねこちゃん自身に悪影響(皮膚の痒みや感染症)をもたらすのでそれを予防!という意味合いもありますが、マダニ経由で人に感染する人獣共通感染症が多いですので人間を守るためにも予防を行った方がいいです。

赤文字は法律によりわんちゃんオーナー様に義務付けられている予防接種になります。

黄色文字は基本的にはオーナー様の自由になります。

予防と一口に言っても色々ありますし、その子自身を守るためのものもあれば、一緒に暮らす人間を守る意味合で予防をした方がいいものもあります。

あくまで予防であり、喫緊した状態ではないのでなかなか重要性がわかりにくいとは思いますが、幼稚園やドッグラン、お泊まりなど一緒に出かけられる施設も増えてきており家族以外の人や動物と触れ合う機会が多くなってきています。その子に関わる人・動物に対し病気をうつさないという意識は、他者とともに心地よく暮らす上でのマナーとして重要になっていますので是非ご検討ください。